メコンデルタへ。

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金曜日、授業が無かったからセ・オム(バイクタクシー)のおっさん=タンに頼んでメコンデルタへ行った。朝9時45分、中央郵便局へ歩いて向かう。いつも静かな夜中に勉強して朝寝ているから、キツイ。毎度のことながら観光客相手のオバちゃんたちが話しかけてきても反応が鈍い。早く来ないかな~と思っていたら、5分前にやってきた。おお…5分前行動するベトナム人がいたとは!

タンはREXホテル周辺で客待ちしているセ・オムのオッサンである。35歳??子供が二人いる。日本語がそれなりに話せるのは、以前日本の会社に勤めていたかららしい。上手い日本語と人の良さそうなスマイルで、日本人なら気を緩めてしまうと思う。そんな彼も、他の多くのセ・オムと同様、夜はビア・オム(ビア=ビール、オム=抱く)への仲介者になる。もっと言えば、買春斡旋業者だ。彼の名刺いわく、「ベトナム旅行の夜の思い出や社会見学としてお楽しみいただけるよう、一生懸命ガイドします」だそうだ。だから夜に一緒にいる場合は、ガイドされないように注意が必要になる。ならばなぜ関わるのかというと、ひとつは、その方が楽だから。僕はバイクを持たないから徒歩で街を散策するが、その場合出会ってしまう確率が結構高い。一年いる訳だから、毎回ぐだぐだ断るより、親しくなった方がいい。ふたつめは、情報屋として接していれば有意義だなと思ったから。結局、自分がしっかりしていればまるで問題はない普通のオッサンだ。ちなみに、ドンコイ通り辺りの別のセ・オムいわく、夜の客層は40から50歳が主だそうだ。日本人も多い。そして、相手をするのは、18、19歳の娘も含まれる。17歳の娘が身分証を偽装してまで売春婦となるケースもあるそうだ。そのドンコイ通りのセ・オムのオッサンにはそれくらいの娘がいる。でもまるで関係なくそういう話をふってくる。色々考えると、違法とはいえ売春というサービス業自体は容易に否定できないのかもしれない。どこの国でもいろいろな形で存在する。でも、特にこの国において、HIV/AIDSの問題が大きいために、やはり否定したいし、皆も許容しないだろう。でも、どこがポイントかまだイマイチわからない。いつかセ・オムのオッサンにも色々質問してみたいが、本音を聞きだすのは難しいかもしれない。

話がそれた。そう、メコンに行ってきました。シン・カフェ(ツアー会社の一)なら10ドル以下で行けるところを、セ・オム一日チャーターという事で、30ドルになった。それでも、自分の行きたい所へ行けるのかなーと思っていたし、そう言っていたと思ったから構わなかった。
ところがどっこい、である。細い道をずーっと行って着いた先は、タンの知る者の宿らしい。ここで、象耳魚のディープフライという名物を美味しくいただいた。そして…「食事の後、これから船に乗って、4つの島に行って、夕陽を見て、全部で70ドルね」

!?

いやいや、え~???
急に食欲がなくなる。

理由はどうであれ、追加で70は高すぎる。USJかディズニーランド行けるやんって思った。

要するにタンは、紹介のキックバックを期待してここに連れてきたんだなというのはわかった。
買春斡旋もそれが大きいからだろうし同じことだろう。
初めから予想できていたら、そういう所へは行かないって言えたのに。。

さて、どうしたものか?タンを通せば日本語が通じるが、使わないことにしているので、幼稚園児級のベトナム語で少し言い合いに対抗する。
相手は「ひとりのために船を出すから高くなる」といいはる。ツアー会社が安いのはそういう訳です…。
いやいや、そうやろうけど、聞いてませんがな。「シン・カフェは、客が一人でも船を出すだろ?それか客にキャンセルさせるのか??」…という感じの事を、言ってみた(ハズ)。

そして、30ドルVS70ドルの両者の言い分は35ドルでおさまった。
これでもやはり高い。チャーターしたわけだから、タンが一日案内すべきだった。他者に頼んでエクストラを取られて、しかもタンにキックバックが入るのはおかしい。最後、市内に帰ってフーティウを食べてる時まで、タンは「70ドルでも安い~」と言い続けたのにはさすがに腹が立つ。もっと言葉が出来たらば・・・。。

そして僕は、メコン川へ飛び込んだのでしたー

おわり。





ガイドのオバさんが泳げると言ったから飛び込んだわけではない。
彼女は船を停めてしまったのである。。

ああ…強制ってやつですね??

ということで、飛び込んだ。
メコン川はもちろん四万十川(行ったことはないが)の様にキレイではない。泥水で茶色く濁っている。生活排水も、それなりにあると思う。でも、子供たちが水に入っているのは何度か見たし、ガンジス川(死者の灰が流れるそうな…)のことを考えたらまあ…と思ってしまったら最後である。

ザブーン。
あとはスイスイーというより、ブクブク。。
汚いと言っていいのかわからないが、やはりキレイではない。
さすがにプールと同じようにはいかず…明日の日本の朝刊に『メコン川・邦人死亡』ってふと考えてしまった。
底は2mくらい。足がつくと、沈泥がぬるっと、ズボッといく。
船に上がると異常に疲れる。
泳げるが、泳ぐものではない。
まして思考が疲れてしまったとしても、勢いでやるものではない。。

でも、島のツアーもさほど面白いものでなさそうなことも悟ってしまったので、それなりに良かったのかもしれない。観光の話が無いのはそういう事である。写真も、最近モチベーションが上がらないのと相まって、撮れなかった。去年、ムイネーというビーチに行った時みたいに、ツアー会社で現地へ行ってからバイクを借りて自分達で色々行くのが一番いい。つぎは海で泳ぎたいなあ…

おわり。
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by romantic-sloth | 2009-04-19 03:23 | VIETNAM